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デジタル補聴器のメモリ機能を活用した「THE甲子園モード」|リオネット補聴器

ここでは少し過去にさかのぼり、お客様との思い出に残っている話や、今まで体験した補聴器話を書き綴っていこうと思います。

タイトルが甲子園なだけに、今回は私の大阪時代のお話です。

当時は補聴器に環境認識機能が搭載され始めた頃だったでしょうか。

そのお客様には、周囲の雑音レベルに応じて雑音抑制機能を切り替えたりと、自動で制御してくれる補聴器をお選びいただいたのです。

販売後の2週間点検の際にご使用状況をお伺いしますとお客様は笑いながら、

「この補聴器賢すぎるでぇ」とのお返事が・・・




その理由とは?!




話を伺ってみますと、お客様は大の阪神ファンで時々甲子園に足を運ばれるとの事。
補聴器メモリ1



ホームラン打って大歓声や応援バットの音が響き始めると、なんと補聴器が雑音と判断してその歓声を抑えにかかるそうな!


「めちゃくちゃ快適で、よ~聞こえるんやで。甲子園以外は・・・」

「ホームラン打って点取って嬉しいのに歓声がシューンと小さくなっていくんや」

「勝ってても勝った気にならん。何とかできんか?」

私も大阪の岸和田出身、大の阪神ファンですので「その気持ち、とてもわかります。任せてください!」と。

甲子園での鳴物や歓声は物凄い音量なんですよ。地響きするぐらいに。

日常生活における聞き取りは最高だとおっしゃって頂いていましたので、甲子園に入ったときだけ別の動作を行うように設定しなおしました。

環境認識や雑音抑制などその補聴器の持つ「賢い」部分を全てOFFに。また音にも若干メリハリが出るような周波数特性を創ったのです。

メモリ①日常生活用 ⇔ メモリ②甲子園用 

を補聴器についているスイッチを使って音の切り替えを行う対策をしたのでした。

細かい説明をとても嫌うお客様でしたのであえて簡潔にまとめ、

「甲子園モードを作りました。大歓声が気持ちよく聞こえますよ」と。

生粋の阪神ファンですね。
そのネーミングを大変気に入って頂け満面の笑みで帰られました。。

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そして、販売後の一ヶ月点検にて

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甲子園の大歓声はそのままに臨場感や仲間との会話において、大変喜んで頂いたのを覚えています。



その後販売後の3ヶ月点検・・・

お客様
「あとな・・・点取られたときに相手チームの歓声を無しにできんか?腹立つんや!」



「タイガース攻撃モードと守備モード作りましょうか?(笑)」


そんな会話が続いたのでした。




中日ファンの皆さん、名古屋ドームモードも遠慮なくおっしゃってくださいね。
補聴器メモリ2





さて、人間誰しも音には好き嫌いがございます。

例えば私はF1のエンジン音を生で聞くのが大好きです。聴力測定を行ったとき、あの音のレベルは本来私の不快ゾーンに入るはずですが、大好きなF1の音なのでもっと聞いていたいと感じるのです。

ところが日常生活で、仮に普通車がF1と同じ音のレベルで横を通過すると「うるさい」となります。

F1の大音量が気持ちよく聞こえるように補聴器で音を作ると日常生活では「うるさい」となり、日常生活が大変快適になるような音を作ると、今度はF1の音も快適すぎて心に響きません。

補聴器がいくら高性能化されても、人の「趣味」や「心」まで読み取れませんよね。そこには専門家がいて、対面でしっかりお話を伺い、あえて手動切替え設定を設けることで可能となる気持ちよい音づくりの提案が存在しているのです。

ですので「補聴器販売後も調整に通って頂き音合わせを行う」ことは本当に重要だと感じます。

補聴器専門店の価値。少し余談となりましたが付け加えてみました。






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タグ:デジタル補聴器

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