FC2ブログ

難聴と耳の構造|補聴器の役割とは

難聴と耳の構造

耳の構造
耳から入った音は様々な処理を得て脳へと伝えられ、その経路は大きく伝音系と感音系に分かれています。
● 伝音系(音を伝える器官):外耳・中耳
● 感音系(音を感じる器官):内耳・聴神経・中枢(脳)

伝音系に難聴が起こると伝音難聴、感音系に起こった難聴を感音難聴といいます。
伝音系・感音系の両方に起こった難聴は混合性難聴となります。

私たちがよく耳にする中耳炎などは、図を見てわかるように伝音難聴の部類に入りますし、感音難聴の代表例としては年齢からくる加齢性難聴などがあげられます。

難聴とは。耳の構造画像


難聴の種類

伝音難聴
外耳道に耳垢がたまっている、中耳炎等による鼓膜穿孔(鼓膜に孔が空いた状態)、あるいは耳小骨(鼓膜と内耳をつなぐ小さな骨)の動きが悪くなるなど、音を内耳に伝える外耳および中耳の部分に障害が生じているものを伝音難聴といいます。

感音難聴
中耳から伝わった音の振動を電気信号に変換する内耳(蝸牛)と、その信号を中枢(脳)に伝える聴神経あるいは中枢に障害が生じているものを広く感音難聴といいます。

混合性難聴
伝音系と感音系の両方に障害が生じているものを混合性難聴といいます。



加齢性難聴の聞こえ
加齢のために聞こえが悪くなった難聴を、特に加齢性難聴といいます。
加齢性難聴は感音難聴の一種です。しかし高齢の方の中には既往症として中耳炎、騒音性難聴、薬物による難聴、あるいは家族性等による難聴の方もいます。高齢で難聴だからといって、直ちに加齢性難聴とはいえません。
一般的には加齢とともに中耳、内耳、聴神経そして中枢までの聞こえに関係する部位が、全体的に機能低下を起こして聴力が低下した難聴を指します。
感音難聴の聞こえ



皆さんが気になるのは治療で治る難聴なのか?それとも補聴器がベストな選択なのか?
これは耳鼻科さんでしか判断できませんので私たちが耳鼻咽喉科の受診を進める大きな理由です。

そして、補聴器がベストな選択となった場合は私たち補聴器のプロである認定補聴器技能者の出番となるわけです。補聴器専門店に来店される方の多くが感音難聴で、音を感じ取る箇所の障害すなわちセンサー的な役割をしている器官の能力が低下することによってお悩みの声が生まれています。

その繊細なセンサーを補う医療機器として補聴器が存在しているのです。

こう考えますと、集音するだけの増幅器ではないことが理解できますよね。また兼業ではなく補聴器の専門店が存在していることも頷けるはずです。




次回テーマ:難聴になるとどのような機能が低下するようになるのか?



リンク:
耳鼻科医の診療日記

様々な聞こえのサイトが存在しますが、こちらのブログは患者さんの声からピックアップされた事例を多く取り上げられています。
耳鳴りストレスからくる難聴、耳の器官の話から補聴器と集音器の違いまでわかりやすく構成されているのでお勧めです。

関連記事

タグ:耳の構造 難聴 補聴器の役割

0 Comments

Leave a comment

Latest